農地転用の審査基準

こんにちは。乗越です。
今回は農地転用の審査基準について検討してみたいと思います。
農地転用をする際にどのような視点をもって書類をそろえて申請をすればよいのでしょうか?
結論としては審査の基準は様々ですが、共通してこの農地を転用しないとできないことを周囲に迷惑かけないように確実に実施する”ということが示せるかにかかっているのではないかと思います。
具体的には、農地法4条の許可を例にとると①計画が実現されることが確実であること、②事業に緊急の必要性があること③周辺の農地や施設への被害が無いことの3点が要求されており、農地法5条許可の場合には、先述した3つの要件に加えて④他人の農地を転用してまで行う必要性があることが要求されているものと推察されます。
農地法の制定趣旨からもわかる通り、農地は食料を生産する重要な資本であって簡単に転用できるようでは意味をなさないので条文や実際の運用上もこのような視点から申請の準備をすることが必要になるのではないのでしょうか。
農地転用は書類の量や煩雑な手続きが多く個人で行うには難易度が高いと思いますので
福岡・北九州市近郊で農地転用でお困りの方は頼れる味方の行政書士が運営する弊所までお問い合わせください。
【お問合せ】
お問合せは下記のボタンからお願い申し上げます。
【関連ページ】
投稿者プロフィール
最新の投稿
土地に定着する工作物2025年5月23日【行政書士が解説】開発許可を要する建築物の要件である「土地に定着する」ってどういうこと?|都市計画法第4条10項・建築基準法第2条第1項第1号・建築物・開発許可
中古車販売店2025年5月23日【行政書士が解説】市街化調整区域で中古車販売店はできますか?|都市計画法・市街化調整区域・中古車販売店・自動車整備工場
既存集落2025年5月11日【行政書士が解説】市街化調整区域でも建物が建つ!?都市計画法の「既存集落」とは|市街化調整区域・都市計画法・都市計画法第34条第1項・既存集落
太陽光発電システム・太陽光パネル2025年5月6日【行政書士が解説】市街化区域の農地に太陽光パネル(太陽光発電システム)を設置できますか?|市街化区域・太陽光発電・太陽光パネル・農地転用・農地法第4条届出・農地法第5条届出